FTTとカレッジのちがいは?
【 F T T 】
主に大学1~2年生向け。伊達市を知る・興味を持ってもらうための導入編。
【カレッジ】
大学3~4年生・社会人向け。専門的なコースを準備し、一貫して伊達市に関わり続けてもらう機会を創出する。
FTTカレッジとは
伊達市を舞台とした田舎体験・田舎暮らしの市民大学です。
2016年度から伊達市の受託事業として実施の「ふるさとティーチャリングプロジェクト(通称・FTT)」は、毎年20以上の首都圏の大学学部学科からのべ100名以上の大学生が参加し、市内の子どもたちや地域の皆さんとの交流活動を行ってきました。活動の中で生まれた関係性やエピソードは多様であり、地域にとっても学生にとっても得られたものは数え切れないほどあります。一方で、課題として残る点や、FTTを卒業した学生・卒業生徒の関係を続ける場が無かったこともまた事実です。伊達市での出会い&想いを継続し、活動も学生も地域もさらにバージョンアップするための次のステージ、それが「いなカレッジ」です。
活動経緯
2016年より、FTTは活動を通した「ふるさと」の価値の再認識および「第二のふるさとづくり」の推進に取り組んで参りました。大学生たちも代替わりしながら継続的に活動でき、伊達市内すべての小学校区での寺子屋教室の開催など活動も着実に広がってきましたが、以下のような課題もあがって参りました。
❶大学1~2年生が中心の活動であり、いったん活動を卒業してしまうと伊達市への関わりが少なくなる。
(何らかの形で活動に参加したくても、現役メンバーがいる手前、参加しにくいという声が多い)
– 増えていくOB・OGたちとの継続的なつながりを持つにはどうしたらよいか?
– 最終的な移住につなげるにはどうしたらよいか?
❷伊達市役所庁内、伊達市内の地域の皆さんへの活動PRが不足している。
(活動に関わりのある皆さんのみご存知で、まだまだ活動が知られていないことも多い)
そこで、従来のティーチャリングプロジェクトの活動は、主に大学1~2年生向けの伊達市を知ってもらう、興味を持ってもらうための導入編と位置づけ、次のステップとして大学3~4年生向けに活動のテーマを絞った専門課程や、社会人となったOBOG向けの田舎体験講座やプロボノ制度なども設けることで、1つの大学のようなかたちで一貫して伊達市に関わり続けてもらう機会を創出したい。つまり伊達市を舞台とした田舎体験、田舎暮らしの市民大学ができないか?
取り組み内容
いなカレッジは、参加者の興味関心と伊達市をより親密につなげるため、また、FTTの次のステップとして、より専門的な内容を準備しています。
専門課程
つ〜複数の専門コースを選択し、本人の希望をもとに年間活動計画を立て、継続的に活動。本人の都合や興味によって他のコースの活動を組み合わせることも可能です。
キッズコース
主に保育士/幼稚園教諭を目指す学生向け
市内の認定こども園、屋内遊び場、放課後児童クラブなどで活動
地域福祉コース
主に社会福祉士などを目指す学生向け
障がい者施設、介護施設、小中学校の生徒介助補助、社協などで活動。
地域づくりコース
地域おこし支援員や市役所職員、農業などを目指す学生向け
地域自治組織での手伝い・繁忙期の農作業・伊達市内の施設の手伝いなど。
社会人課程
まだまだ伊達市と関わって活動したい社会人向け、
社会経験を生かしたボランティア登録・寺子屋教室の講師や販売促進支援・自分の仕事や特技を生かした講座実施。
社会経験を生かしたボランティア登録
プロボノ制度。チラシやWebなどのデザイン、農産物のPRや6次化支援、PR動画の作成、東京都内での伊達市関連イベントでの手伝い などを想定しています。
起業支援
伊達市内or伊達市の特産品を使った起業など 伊達市と関わりを持った事業での起業支援。