福島県伊達市 "ほどよい田舎"に来てみませんか?

赤べことハンコとわたし

伊達市に移住し6年目となりました。

桃の産地として知られる伊達市。
そこかしこに桃畑があるといっても過言ではありません。

この記事を書いている4月上旬は、桜と共に桃の花も咲き始め、
景色がピンク色に染まり、とてもきれいです。

移住してきた当初は、暗い夜道や大きな虫に戸惑うこともありましたが、
慣れてしまえば気にならなくなり、こうした自然の恵みをいっぱい受けながら、
気持ち良い毎日を送っています。

移住する前は東京の絵画教室で幼児に図工や知育を教える講師をしていました。
小学校受験、いわゆるお受験が目的でしたが、絵や工作が大好きになると評判なお教室で、
朝から晩まで沢山の子供たちと接してきました。

震災から2年後、結婚を機に福島県へ。
運転の練習をしながらハローワークに通う日々を経て、
地元の梁川美術館という小さな美術館で学芸補助員として5年間勤務しました。

私は消しゴムはんこ作家として活動していますが、
最初に作った消しゴムはんこはこの美術館に収蔵している作品でした。
小学生が授業で見学に来る際に、作品を身近に感じてほしいと思ったことがきっかけでした。

消しゴムはんこは、版画用の消しゴムとデザインナイフを使って作ります。
細かい作業なので失敗も多々ありますが、机と椅子さえあればどこでもできる手軽さ、
消しゴムをナイフで彫る時の気持ちよさ、完成後に押して楽しむことができること等、
たくさんの魅力があります。
やってみたいなあと少しでも興味のある方、ぜひご一報ください(笑)。

最後に、消しゴムはんこの作品をご紹介します。
「かわいい・おとぼけ・ちょっとレトロ」が制作テーマ。
日本の古き良きもの「郷土玩具」のような素朴で愛らしいモチーフに惹かれて、作品にも登場します。

そんな郷土玩具の1つに赤べこがあります。
福島県を代表する玩具で、平安時代蔓延する疫病を払った赤い牛が由来し、
背中の斑点は天然痘を表しているという一説から、
厄除けの意味を込めて神棚や玄関に飾るとのこと。

世界を震撼させている某ウィルス、、、赤べこの力を借りてふっとばしたいですね。

 

この記事を書いた人

冨沢 理美
静岡県出身。多摩美術大学で油画を学び、都内の絵画教室で子どもたちに絵や工作を教える。2014年、結婚を機に福島県伊達市へ移住。市内の会社で受付事務をしながら、消しゴムはんこ作家「印房さと」として活動中。
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