こんにちは!定住支援員の菊田瑠香です!
6月最終日です!最近は毎日30度を超えていましたが、7月の1週目は20度後半くらいまで気温が下がるそうです。寒暖差が激しいですね~。
さて今回は、約50年前に伊達市に移住された長沼 広(ながぬま ひろし)さんにインタビュー!
50年前の伊達市をご存じの長沼さんは、私にとって伊達市を知る大先輩です。当時のお話もお聞きしました!
○○を購入したくてもなかなか見つからなかった伊達市。一体何が見つからなかった⁉
長沼さんについてご紹介した後に、『移住』をテーマにお伝えしていきたいと思います。移住のトーク時には、奥様にもご参加いただきました!(奥様は京都出身とのこと)
それではさっそく、長沼さんインタビュースタートです!
★まずはプロフィールお願いします!
お名前:長沼 広(ながぬま ひろし)
出身:東京都 ( 1975年10月に伊達市へ)
好きな食べ物:果物(モモやリンゴ)
★お仕事は何ですか!
趣味で木工クラフトの制作をしています。木象嵌(もくぞうがん)を主体とした木工クラフトです。他にもパズルや花瓶も作っていますよ。ジオラマも手掛けています。(←趣味に息抜きで作っているそうですが、これがとってもお上手なんです!息抜きのレベルではありませんwお写真は後程)
★お仕事のきっかけは!
約10年前に定年退職しました。第二の人生何しようか考えたときに、昔から好きな『モノづくり』をしようと思いました。どのような手作りの作品があるのかインターネットで調べると、昔やってた『木工』 が出てきました。
それから近くの木工所を探し、月舘町にある『空とぶくじら』さんや梁川町にある『佐藤工房』さんで工場見学させていただきました。機械や材料の話をお聞きして工芸品作り始めました。
木象嵌に出会ったのはそのあとですね。インターネットで調べて出会い、東京の作家さんのところに勉強に行きました。
★やりがいを感じる瞬間は!
10年やっても飽きがこないんです。というのも、同じ柄の作品でも少しずつ作り方を変えてみています。 自分で考えながら作っているので、毎回達成感がありますね。
また、販売のイベント時にコミュニケーションをとるのが面白いですね。木であれほどの絵柄を表現しているので、お客さんが驚いてくれます。出店時に同業者の方が集まると、悩みや話を聞くのも盛り上がって楽しいんですよ。
★今後はどうしていきたいですか?
木象嵌は、まだまだトライすることがあるのでしばらくやりたいと思っています。
しかしながら、木象嵌はたくさんの機械(2部屋占領するくらい)を使います。道具や材料、場所を取らなくてもできるものづくり良いなと思います。思います。(例えば絵を描いたりね。🎨
★移住のきっかけは!
はじめは東京に工場(職場)がありました。しかし、約50年前に保原町の工業団地に全て移転することになりました。 当時開発プロジェクトに私ともう1人で参加していました。もう1人の相棒が伊達市に移住する予定でしたが、都合によりその相棒は伊達市に来られず…。そこで!私が伊達市に来ました!
★移住する際に不安はありましたか?
仕事が忙しく不安は特にありませんでしたが、あの頃の環境は大変でしたね、、
仕事を終え帰宅しようとすると町は真っ暗でした。飲み屋さんはありましたが、立ち寄りできるレストランや食事するところ、遊べる所がありませんでした。
そこで、寮生活だったのでみんなで麻雀をはじめました!誰も麻雀をやったことがなく、やり方を覚えるところからスタートです
★移住する前にやっておけばよかったなということは?
土地勘がなかったところですかね。 住むところや職には全く困りませんでしたが、前もって土地柄を知れたら良かったかなと思います。 当時はスマートフォンがなく、もちろんYouTubeやGoogleもありませんでしたからねパソコンは職場にはありましたが、ワープロくらいですから笑笑
今と比べると調べる手段は少なかったですね。
★伊達市にきて驚きや発見はありましたか?
当時、牛肉が無かったんですよ!お店の方にお願いすると、バックヤードから持ってきてくれました。あとは白身魚も無かったんです!お祝いのために《鯛》を探してまわりましたね。
菊田)奥様は関西出身の方で、関西では白身のお魚が当時は主流だったそうです。奥様のお母様が伊達市にいらっしゃった際に、《マグロのお刺身》を見てとっても驚いていたそうです、! 土地によって食べ物が違かったんですね。
奥様)あとは、方言ですね。 手袋をはめる時、関西では《手袋をはく》と言う表現をしていました。今でも《はく》という表現を使いますね。こちらに来て、《ゴミ投げてきていいですか?》 と聞かれた時にはとても驚きましたね 地方によって言葉がまったく違くて面白かったです!
そうそう、伊達市に来てからは、お友達になった人から『こんなに沢山どうやって食べよう!』ってたまげるくらいお野菜や果物をいただきますね。段ボールいっぱいのきゅうりや、大きなタケノコなど、ありがたいですね。タケノコは何回にも分けて茹でて美味しくいただきました。
★伊達市のオススメスポットは!
りんごや桃の花があちこちで見れるのが綺麗ですね。桜も綺麗ですが、りんごや桃の花は色が濃くて素敵です。 あとは、田んぼの中にポピーがいっぱいに咲いている場所が保原町にあります。小幡町あたりです。 保原町には自然があちこちに残っているのがいいですね。
奥様)妹が横浜に住んでいます。伊達市に来た際に《おねぇちゃん!!!おねぇちゃん!!!!カモが!!川にいた!!!》と大はしゃぎでしたね。 東京はよくイベントがあり楽しいですが、今なら住むのは伊達市がいいですねぇ。
★今、移住を迷っている方へアドバイスをするとしたら!
その方が農業がしたいのか、何かやりたいことがあって伊達市に来たいのかはわかりません。街を歩いていても人は少ないです。お店を見てもらっても都会みたいにオシャレなお店がたくさんあるわけではありません。
しかし、伊達市に住んでみるとみなさん親切であたたかくていいなぁって感じます。来た瞬間にそのあたたかさを感じるのは難しいかもしれませんが、とっても素敵な人が多いですよ!
インタビューは以上です!ありがとうございました!
50年前の伊達市を知る長沼さん。今はほどよい田舎な保原町ですが、当時の伊達市の様子を知る貴重なお方でした。また、東京や関西も知る長沼さんご夫妻だからこそ、伊達市と他県の違いがあったそうです。方言はよく比較対象になりますが、食べていたお刺身の種類にも差があっただなんて驚きました!
さて、明日からは7月に入ります!
7月6日は移住相談会がありますよ!みなさまお忘れなく!
それではまた次回、お楽しみに!