伊達市定住支援員の菊田瑠香です🐬
7月、伊達市梁川町も日本1位2位の暑さでニュースに掲載される日が多くなってきました。
日差しの強い日がかなり続いておりますがみなさまいかがお過ごしでしょうか?夏の風物詩『蚊』ですら日中は動けないほどの暑さです。水分をたくさん取り熱中症には十分にお気を付けください。
さて今回はお久しぶりの移住者インタビューです。
お話をお伺いさせていただいたのは、伊達市で農業を始めておよそ4年、現在お二方とも30代前半という『さとう農園』の佐藤ご夫妻。
まさにこれからの時期が旬な夏の野菜『トウモロコシ』『きゅうり』を中心に育てているそうです。

それではインタビュースタートです!
★まずはプロフィールお願いします!
〇旦那様
お名前:佐藤 拓也(さとう たくや)さん
ご出身:伊達市 ➡東京都(2021年に奥様と一緒に伊達市へUターン)
〇奥様
お名前:佐藤 遥香(さとう はるか)さん
ご出身:神奈川県横浜市(お勤め先で旦那様に出会い移住)
★移住のきっかけは?
拓也さん)
いずれは伊達市に戻ってきたいという思いはありました。
祖父が以前兼業で少し農業をしていたのですが亡くなってしまいました…。同じ頃に、父も亡くなってしまいました…。2人が亡くなってしまったことにより農地を守ることが難しくなってしまい、どうにか農地を守っていきたい!という思いが一番でした。
結婚したタイミングで妻が『福島に戻ってもいいよ』と言ってくれたので移住を決断しました。
★移住する際に不安はありましたか?
遥香さん)
移住への不安はあまりありませんでした。福島に行くと両親に話したときに、母が少しショックを受けていましたかね。自分のもとから離れてしまうこと、これからのお仕事が今まで経験のない農業ということに特に心配していたように感じます。私自身が心配していたことはあまりなかったです!
拓也さん)
僕は東京にあこがれて一度伊達市から出ているのですが、東京から離れたくない気持ちはもしかすると妻より僕の方があったかもしれないですね!(笑)
★伊達市に来てみて驚いたことは?
遥香さん)
私の父の実家は静岡にあり、以前遊びに行っていたので田舎暮らしのイメージはありました。しかし伊達市に来てみたら、思っていたより田舎ではなかったのが印象に残っています。歩いて行ける距離にコンビニが2軒あったり、最寄り駅にも歩いて行けたり意外と便利だなと思いました。田舎は、自宅から最寄り駅まで歩いて1時間かかるみたいなイメージだったんですけどね!
★伊達市の好きな風景は?
遥香さん)
家から見える景色がとっても好きです。
田んぼが一面に広がっていて、奥には霊山が見えて。田んぼは今は新緑ですが、収穫が近づく頃には黄金に輝きます。四季の移ろいを見ていくのが好きです。

★伊達市で苦労していることはありますか?
拓也さん)
暑い!!僕は暑さに耐性がある方だと思っていましたが、あまりの暑さに日中作業がどうしても難しい時があります。作業が遅れてしまうだけではなく、植物にどれだけお水をあげても水分が足りず。ここはなかなか苦労します!

★何を栽培されていますか?
拓也さん)
トウモロコシやきゅうり、キャベツなどを育てて販売しています!
★気を付けていることはありますか?
遥香さん)
商品の梱包時の点検ですね。例えばトウモロコシ。トウモロコシにはどうしても芋虫がついてしまいます。苦手な方は本当につらいと思います。私たちはまだ消費者だった頃の気持ちが強いので、その気持ちを忘れず『虫がついてしまうから仕方がない』ではなく、虫のついたまま販売しないように心がけています。ひげを短くカットしたり、1本1本丁寧に確認したりして袋に詰めています。
畑なら虫もしょうがないって思えても、台所で見るとテンション違いますよね(笑)今後も手を抜かずこだわり続けていきたいと思っています。

★やりがいを感じるときは?
拓也さん)
地元野菜を使って料理をされている、保原町にあるTRATTORIA La Wasabiさんに、私たちの野菜もお使いいただいています。農家の気持ちを汲んで使っていただけるところがとても素敵で嬉しいです。
遥香さん)
あとは直売所に出しているとお客様の声がきけるところですかね。こだわっているところがどこかで伝わっているのかな?虫が多くて難しいなと感じるときも頑張る糧になります!
★今後やってみたいことは?
拓也さん)
実は農業を始めるとき、初めは果樹に興味がありました。保原は桃のイメージが特に強かったですね。ご縁があり次第にぶどうにもあこがれ始めまして、なんとぶどう棚をたてることができました!今は野菜を育てていますが、だんだん果樹にシフトしていきたい気持ちが強いです。巨峰やシャインマスカットから始めていき、僕たちが実際に食べておいしかった、変わり種の品種も育てていきたいと思っています!

★今、移住を迷っている方へアドバイスをするとしたら?
拓也さん)
伊達市は良い意味で中途半端です!都会でもなく田舎でもないところが程よいです。隣の人に干渉されることもありませんでした。
お試しで気軽に来てみて気に入ったら住んでみるというもの良いと思います!住んでみたらコンビニやスーパーがたくさんあって都会に近い生活もできるし、少し場所やエリアを変えると、畑や田んぼ、おじいちゃんおばあちゃんが座って話している風景も見られます。
伊達市内の町(旧5町)によって町の雰囲気や暮らしぶりが変わりますのでいろいろな町をぜひ試してみてください!新しい方でも入りやすく、チャレンジしやすい町ではないでしょうか?
遥香さん)
県民性がありますよね。東北の方々は特に押しが弱い方が多いなと思います。それが移住者さんにとっては、ぐいぐいと押し付けられなくて受け入れてもらえるから来やすいのではないかなと思います。伊達市の方々とっても優しいですよ。

インタビューは以上です!ありがとうございました!
こちらのインタビューは、伊達市公式YouTubeでも公開されておりますので、ぜひお二人の動画を見てみてください(^^♪
YouTube(インタビュー動画)
もともとは果樹に興味を持っていたとのことですが、お野菜を始めたとのことで驚きました。
さとう農園さんのトウモロコシ、とっても大人気なんですよ!そんなお二人の農家さんならではのおいしいトウモロコシの食べ方も教えていただきました!先日保原町にある『こらんしょ市場(農産物直売所)』に行きましたらまさかの定休日でした…。まだトウモロコシをゲットできず…。
早く食べたくて仕方がありません!
どうしたらよりおいしく食べられるのか、アレンジレシピなどなど!ぜひ直接お二方に聞いてみてください!

さて、いよいよ夏本番、8月に入ります!夏の野球福島県大会は見事聖光学院高校が優勝しましたね!毎年甲子園の時期、8月がとっても楽しみです!今年も精一杯応援していきましょう!
それではまた次回、お楽しみに!