2.霊山のおすすめビュースポット
新日本百名山に選ばれた通り、霊山には数々の見どころポイントがありますが、その中でも
特に眺望として素晴らしい絶景7ポイントを厳選し、お届けしたいと思います。
①天狗の相撲場からの国司沢眺望
霊山で最も有名な景勝地「国司沢」。中国の風景画を思わせる奇岩が連なるスポットですが、国司沢の景勝を最も楽しめるポイントを2つ紹介します。
ファミリーコースで国司沢を少し過ぎたところに、天狗の相撲場の入り口に表示があります。
案内板を左にそれて、岩場を下り鉄階段を渡ると畳8畳ほどの平な岩がぐっと谷に突き出て、四方が断崖絶壁になっています。足がすくむ場所ですが、国司沢の奇岩群が眼前に迫り、迫力のある絶景を楽しむ事ができます。
畳八畳の断崖天狗の相撲場
天狗の相撲場から見た国司沢
②甲岩からの国司沢眺望
国司沢から上がる右の急坂道を130m程登ったところにある岩です。
岩の上に登ると国司沢の全景が箱庭のように見ることができる穴場絶景ポイントです。(浜田が特におすすめするポイントです)
甲岩から見た国司沢の眺望
③護摩壇
親不知子不知の岩を過ぎ大人一人が通れるほどの隙間をくぐりぬけると、突然目の前に、信達平野、吾妻、安達太良連峰などの山々からなる大自然のパノラマが飛び込んできます。
護摩壇は岩の中腹をいかにもくり抜いた様にえぐれて、畳6畳程の平坦な場所が自然に出来ました。霊山寺の僧が護摩を焚いて修行した岩場と伝えられています。
親不知子不知から護摩壇を見る
この場所で護摩を焚いたと思われます
護摩壇から見た眺望(①吾妻連峰、② 安達太良山、③ 飯豊連峰、④ 栗子山)
④東物見岩
霊山の山頂にあたるところで、標高は825mあります。麓の集落は玉野、その左奥に鹿狼山(430m)が見えます。
北には、二ツ岩、霊山寺屋敷跡、彼方には宮城県の蔵王(1705m)が見え、天候に恵まれた時には相馬沖、仙台湾、フェリーも輝いて見えます。天気に恵まれれば鹿狼山の左奥彼方に牡鹿半島の山々が見えます。
霊山の山頂 東物見岩(825m)
東物見岩からの眺め(①鹿狼山、②仙台市街、③金華山)
⑤日暮岩
梯子を上った岩の上からの眺望は素晴らしく、日が暮れるまで眺めていても飽きる事がないと言われている岩です。岩の上からは錦霞渓の紅葉が一望できます。
日暮岩にかかる鉄梯子
日暮岩からの展望
⑥天狗岩
北霊山(紫明峰)の南端の岩で、ゴリラの顔をしています(通称ゴリラ岩)。岩の上から下まで見通せて、かつての霊山観光のシンボルと言われたところです。
天狗岩の展望
⑦片桟橋
北霊山の巨岩“不動岩”の横、岩を回り込むようにすると鉄の片桟橋があります。
西の山々の眺望が絶景です。
片桟橋と眺望
如何でしたか?今年の秋の眺望も入れての霊山のおすすめビュースポットをお届けしました。
この他にも霊山はコンパクトな山ながら見どころスポットはたくさんあります。こどもの村側登山口から山頂まで約1.5時間で気軽に登れる山ですので、是非霊山登山をお楽しみください。
今回は自然の雄大さ美しさを中心に書きましたが、次回は霊山のもう一つの側面である霊山を舞台にした壮大な歴史ロマンの話と最近のトピックスについて書いてみたいと思います。
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